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もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

処方せんがなくても医療用医薬品を購入できる薬局が存在する

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女性のための薬局人気 中央「レディーファーマシー」 - 大阪日日新聞

 

女性薬剤師による女性のための調剤薬局「レディーファーマシー」(大阪市中央区安土町3)が開業した。薬剤師が処方する高品質の医療用医薬品は、市販薬に比べて割安で病院の診察料などもかからない。「女性特有の症状や希望の薬を伝えて、説明を受けて買えるので時間も節約できる」と働く女性に人気だ。


女性特有の悩みや美容について気軽に相談できる調剤薬局「レディーファーマシー」
 医薬品は通常、市販薬より効き目が強い。このため医師の診察と処方箋が必要だが、日本は法令によって、約半数の医療用医薬品は病院に行かなくても薬局で直接買うことが認められている。

 

最初この記事を見て、処方箋なしに医療用医薬品を購入できるって、何を言っているのか意味がわかりませんでしたが、実際にそういう形態で営業している調剤薬局があるんですね。

 

処方箋なしで購入できる医療用医薬品にはどんなものがあるのか?

yakkyokujimu.blogspot.jp

 

病院が処方箋で交付する薬のことを医療用医薬品といいます。この医療用医薬品は大きく分けると、2種類に分けることができます。

「処方せん医薬品」
「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」

処方箋なしで購入できる医療用医薬品の一覧リスト

 

こちらのブログが詳しいのですが、もちろんすべての薬局の薬を購入できるわけではなありません。

購入に際して処方せんの交付が必須である「処方せん医薬品」と、原則的に処方せんが必要となる(そして例外的に処方せんが必要ない場合もある)「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」があるようです。

具体的な商品ですが、感冒症状を抑える薬や、湿布薬や点眼液などの外用薬、そして漢方になります。

 

法的根拠はどこにあるのか?

 

「薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律」(平成 25 年法律第 103 号。以下「改正法」という。)については、「薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」(平成 26 年政令第 24 号)により、医薬品の販売業等に関する規制の見直しについては、平成 26 年6月 12 日から施行することとされました。
また、「薬事法施行令の一部を改正する政令」(平成 26 年政令第 25 号。以下「改正政令」という。)及び「薬事法施行規則等の一部を改正する省令」(平成 26 年厚生労働省令第8号。以下「改正省令」という。)がそれぞれ平成 26 年2月5日及び平成26年2月10日に公布され、改正法の施行の日から施行することとされました。
改正法による改正後の薬事法(昭和 35 年法律第 145 号。以下「新法」という。)第 36 条の3第2項においては、薬局医薬品について、薬局医薬品を使用しようとする者以外の者に対して、正当な理由なく、販売・授与してはならない旨の規定が新設され、この「正当な理由」の認められる場合については、「薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律等の施行等について」(平成 26 年3月 10 日付け薬食発 0310第1号厚生労働省医薬食品局長通知)第2の5の(1)において、追ってその内容を通知することとしていたところです。
今般、改正法等の施行に伴い、この「正当な理由」が認められる場合の取扱いを含め、薬局医薬品の取扱いについて下記のとおり定め、改正法等の施行の日(平成26 年6月 12 日)から適用することとしましたので、御了知の上、貴管内関係団体、関係機関等に周知徹底を図るとともに、その実施に遺漏なきよう、お願いいたします。

薬局医薬品の取扱いについて - 厚生労働省より引用

 

なんでお役所の文書ってこんなにわかりずらいんですかね?w

僕の理解では、薬事法で「薬局医薬品について、薬局医薬品を使用しようとする者以外の者に対して、正当な理由なく、販売・授与してはならない」という定めがあり、その規定をより具体的に示したのが、上記の厚生労働省医薬食品局長通知だと思いました。

 

この通知を実際に見ると、次のような記述があります。

 

2.処方箋医薬品以外の医療用医薬品について
薬局医薬品のうち、処方箋医薬品以外の医療用医薬品(薬局製造販売医薬品以外の薬局医薬品をいう。以下同じ。)についても、処方箋医薬品と同様に、医療用医薬品として医師、薬剤師等によって使用されることを目的として供給されるものである。
このため、処方箋医薬品以外の医療用医薬品についても、効能・効果、用法・用量、使用上の注意等が医師、薬剤師などの専門家が判断・理解できる記載となっているなど医療において用いられることを前提としており、1.(2)に掲げる場合を除き、薬局においては、処方箋に基づく薬剤の交付が原則である。
なお、1.(2)に掲げる場合以外の場合であって、一般用医薬品の販売による対応を考慮したにもかかわらず、やむを得ず販売を行わざるを得ない場合などにおいては、必要な受診勧奨を行った上で、第3の事項を遵守するほか、販売された処方箋医薬品以外の医療用医薬品と医療機関において処方された薬剤等との相互作用・重複投薬を防止するため、患者の薬歴管理を実施するよう努めなければならない。

薬局医薬品の取扱いについて - 厚生労働省より引用

 

これを僕なりに解釈すると、「風邪だと思うんですけど、お客さんの場合、一般医薬品では対応できないから、本当はちゃんと病院行ってほしいんですけど、でも今飲んでる薬の飲み合わせもOKだし、とりあえず必要最低限の量は処方箋なしでも出しておきますね、でも病院はちゃんと行ってくださいね。」ということだと思いました。

したがって、「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」といっても、原則処方箋は必要であり、処方箋が必要でない例外的な取り決めを根拠に医療用医薬品を販売している、というのが、そのカラクリのようです。

 

実際にどの薬局で購入することができるのか?

オオギ薬局

薬局アットマーク 〜新潟で医療用医薬品を処方箋なしで販売する薬局〜

LADY PHARMACY

 

ちらっと調べたところ、日本に何店舗かあるようです。

全て会員制をとっているのは、患者の薬歴管理をするために必須条件になっているものと推測されます。

したがって、ふらっと近所の調剤薬局に行ったからといって、医療用医薬品を購入できるわけではありませんのでご注意を。

 

もちろん、こういった薬局の販売形態に関して是非があると思いますが、そういう薬局もあるんだと勉強になりました。