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もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

新専門医制度の身分保障(後期研修医の労働条件や給与体系、アルバイトについて)

専門医

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新専門医制度についてしばらく記事を書いていませんでしたが、色々動きがありました。

そんな中で、前から疑問に思っていた給与体系について、ある病院の新専門医制度を構築している方から話を聞いたので、書いておこうと思います。

あくまでも伝聞情報で、裏をとった情報ではありませんので、真偽はご自身でご確認ください

 

新専門医制度における後期研修医の身分保障

そもそも僕がこの問題について疑問に思ったのは、新専門医制度の議論の中でトピックとして挙がっていたからです。

 

新専門医制度、日本専門医機構の新体制下での諸課題解決に期待―日病・堺会長 | メディ・ウォッチ | データが拓く新時代医療

またなお堺会長は、23日・24日の両日に盛岡市で開催された日本病院学会(関連記事はこちら)での新専門医制度をめぐるシンポジウンムの議論も総括し、「専攻医の身分保障」「指導医をはじめとする現場へのインセンティブ」「指導医側の準備(初期臨床研修では病院団体などが指導医研修を実施)」といった点も、今後の課題になると紹介しました。

 

また、公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会も声明文の中で、次のように指摘しています。

 

専攻医の身分保障について
卒後臨床研修医については、国の制度として身分保障が確立されており、給与体系、勤務条件等が保障されている。
新専門医制度における専攻医については、身分保障が不透明であり、専攻医が安心して研修できる体制となっていない。
早急に専攻医の身分保障を確立すべきである。

 

このような記述を見るまで、給与は当然のことながらちゃんと払われるものだと思っていました。

そこまで身分が保障されていない立場での研修、つまり給与体系や労働条件があいまいのままの研修になるなんて、あまりにも想像を超えた指摘で、新専門医制度の反対意見側のたんなるこじつけとすら思っていました。

 

実際に聞いてみた

そこで、実際にその病院で新専門医制度のプログラムの取りまとめを行っている担当者の方に質問をぶつけてみました。

 

僕:新専門医制度における後期研修医の給与はちゃんと払われるんですか?給与体系は基幹病院の給与体系なのか、それとも連携病院の給与体系なんですか?

 

担当者:それは難しい問題ですね。

 

まじっすか。

やっぱり、現場レベルでも、新専門医制度における後期研修医の給与をどうするかということは、議論のトピックスだったようです。

 

しっかりとした調整が必要

その担当の方いわく、基幹病院と連携病院で、給与の支払いをどうするのか、しっかりと調整の上で、研修プログラムを構築し、研修医を受け入れる必要があるとのことでした。

 

各病院のプログラムによって異なる

また、給与体系については、専門医機構から提示された明確な基準があるわけではなく、各病院のプログラム毎によって異なるということでした。

 

診療科によっても異なる

また、病院が同じでも、診療科によっても異なるようです。

プログラムそのものが異なるので、当たり前といえば当たり前なのですが、一般論として、内科系は基幹病院の給与体系に、マイナーは働いてる先の給与体系になることが多いのではないかというお話です。

つまり内科の後期研修医は、連携先の市中病院で働いたとしても、大学病院並の給与だし、マイナー科は連携先の市中病院で働いたら、市中病院の給与になる、ということです。

 

基幹病院の多くは大学病院で、連携病院の多くは市中病院です。

大学病院と市中病院の給与体系は、初期研修のときよりも、後期研修医になればさらに差が開きます。

今まで後期研修医に対して、年間1000万の給与を支払っていた市中病院が連携病院となり、基幹病院から派遣されてきた後期研修医には、大学病院の給与体系で年間500万で済む可能性がありますし、逆に後期研修医から考えれば、単純に給与が下がる可能性があるということが考えられます。

メジャー科でこの傾向が顕著なら、ますますマイナーに行く学生が多くなるんじゃないかと思ってしまうのですが、どうなるのでしょうか。

 

ちなみに、大学病院の教授の給与は1000万です(アルバイトなしで純粋に大学からもらえる給与が1000万で、講演活動や執筆、その他外勤のアルバイト等で実際にもっともらっていますが)。

後期研修医が大学だけからもらえる給与は、どれだけ低いか想像がつきますよね。

 

アルバイトは許可されているらしいけど。。。

初期研修ではアルバイトは禁止されていますが、後期研修医ではどうなるかと聞いたら、後期研修医でアルバイトを禁止するという動きは聞いていないとのことです。

現行、大学病院にいれば、時間内(つまり平日の昼間)に外病院でアルバイトしている先生が多くいらっしゃいます。

つまりオフィシャルのアルバイトです。

しかし、新専門医制度になったときに、連携先の病院で同じようなことができるでしょうか?

答えはNoだと思います。

現行の大学病院における時間内の外病院の外勤は継続したとしても、連携先の病院の勤務中にアルバイトのためにまた違う病院にいくって、ちょっと意味わかんないですよねw

したがって、アルバイトは許可されているといっても、結局は当直バイトか土日のバイトをするしかなさそうです。

 

なにより、早く決めてほしい

本当に早く決めてほしいです。

まだまだ、サブスぺのことも不透明ですし。

そう考えると、新専門医制度にいち早く対応している麻酔科にいくのが無難な気がしてきましたw