もやもや日記

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たばこを吸いながら禁煙できる?超低ニコチン紙巻きたばこX-22

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news.biglobe.ne.jp

 

禁煙補助製品を医師と消費者が支持=米22nd〔BW〕
時事通信10月4日(火)11時53分
 【ビジネスワイヤ】植物バイオテクノロジー企業の米22ndセンチュリー・グループは、同社の禁煙補助製品としての超低ニコチン紙巻きたばこ「X−22」の評価に関する報告書が公表されたと発表した。市場調査会社の米サルヴァータが実施した調査によれば、米国の喫煙者501人の89%がX−22は最有力の禁煙製品であると回答。サルヴァータによる調査と米ドブリン・コンサルティングによる調査では、禁煙支援の経験がある医師136人の89%がX−22を処方すると回答した。臨床研究により、同社の超低ニコチン紙巻きたばこは、消費本数の低減効果が示されている。22ndセンチュリーは、禁煙補助製品X−22の臨床試験実施申請を、米食品医薬品局(FDA)に行った。〈BIZW〉

 

たばこを吸いながら禁煙できる時代がくるかもしれません。

このニュースによれば、超低ニコチン紙たばこ「X-22」という製品を利用することによって、医療として禁煙することができるというのです。

 

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公式サイトのスクリーンショット

 

ニコチンの量は?

過去のニュースにこのような記事がありました。

 

禁煙を目的とする第2B相臨床試験につきFDAがX-22の新薬臨床試験開始申請を承認
July 25, 2011 04:49 AM Eastern Daylight Time
米ニューヨーク州ウィリアムズビル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 禁煙製品とタバコの有害性低減製品に傾注する企業の22ndセンチュリー・グループ(OTCBB: XXII)は本日、米国食品医薬品局(FDA)が、X-22を使用した第2B相臨床試験を実施するための新薬臨床試験開始申請(IND)を承認したと発表しました。X-22は処方を必要とする禁煙補助製品で、現在開発中です。

X-22は22ndセンチュリーの専有的なタバコを原料とする超低ニコチン(VLN)紙巻きたばこのキットです。22ndセンチュリーの第2B相臨床試験に使用されるX-22紙巻きたばこは、米国の紙巻きたばこ市場をリードし、従来「マールボロ・ライト」として知られていた「マールボロ・ゴールド」と比較してニコチン含有量が97%少なくなっています。 X-22治療プロトコルは患者に対し、6週間の治療期間中にX-22紙巻きたばこを無制限に喫煙することを認め、6週間の期間終了までに禁煙するという目標の達成を促進するものです。

 

このサイトによれば、「マールボロ・ライト」のニコチン量は0.5mg/本で、X-22はこれの97%OFFということですが、実際には0.05mg/本ということらしいです。

つまり、1日20本吸っている人が同じニコチン量を摂取しようとしたら、X-22を200本吸わなければなりません。

 

効果は?

公式サイトに臨床試験の結果が載っています。

 

In the University of Minnesota Phase II trial (Hatsukami et al. 2010), patients exclusively using a VLN cigarette containing 22nd Century’s VLN proprietary tobacco achieved a 43% quit rate (confirmed four-week continuous abstinence) as compared to a quit rate of 35% for the group exclusively using a FDA-approved 4 mg nicotine lozenge (Commit®) and a 21% quit rate for the group exclusively using a low nicotine cigarette. Smoking abstinence at the 6 week follow-up after the end of treatment was 47% for the VLN cigarette group, 37% for the nicotine lozenge group and 23% for the low nicotine cigarette group. Carbon monoxide (CO) levels in patients were tested at each clinic visit to verify smoking abstinence. As an intent-to-treat clinical trial, subjects who dropped out were considered not abstinent or smoking.

 

4週間、次の禁煙法のみを続けてもらった時の禁煙継続率は、

 

X-22:43%

Commit(ニコチンドロップ):35%

低ニコチンたばこ:21%

 

ということになっており、X-22で最も成功率が高くなっています(ニコチンドロップは日本で未発売です)。

 

また、たばこに対する欲求についても調べた結果が次の通りになりますが、

 

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X-22は□の0.05mg nicotine cigsですが、他の禁煙法(△:ニコチンドロップ、○:低ニコチンたばこ)に比べると縦軸のたばこに対する欲求(Craving)の下がり方がきつくなっています。

つまり、これはほかの禁煙に比べるとより自然な形で禁煙できていることを示唆しています。

 

いつ頃利用できるの?

ニュースを見る限り、FDAに最近、禁煙補助製品として申請したばかりなので、いつ頃利用できるかはわかりません。

しかもFDAの申請に通ったからといって、すぐに日本で使えるわけではなく、日本は日本で厚生労働省(正確には医薬品医療機器総合機構)の認可を受ける必要がありますし(いわゆるドラッグラグというものです)、そもそもこの企業が日本での販売を検討しているのかも不明です。

したがって、この製品を利用できるのはまだだいぶ先だと思います。

 

iQOSは積極的にニコチンを摂取するため、ニコチン依存症には変わりない

iQOSは有害性化学物質は従来のたばこよりも低減している製品ですが、ニコチン依存症に変わりはありません。

そして、ニコチンに有害性はないかといったら、もちろんそんなことはありません。

発がん性もあるし、血管を収縮させることによって脳卒中や心筋梗塞などの循環器系の疾患のリスク因子となります。

 

もちろん、それを承知のうえでiQOSを吸うのはかまいません。

ただ、そういう病気になりたくないのでしたら、このような禁煙法を試してみるのもいいかもしれません。