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もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

民間療法の効果・エビデンスをまとめたサイトを見つけました

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患者さんの話とかテレビとかネットとか見ていて、これって本当にエビデンスあるのかなーってこと、よくあります。

奥さんは肩こりで、針灸にいくんですけど、それって効果あるの?って言ったらケンカになりましたw

また、丸山ワクチンがなぜ保険がきかないのか、と患者さんに怒られたことがあります。そんなこと、僕に言われても、って感じですが。

 

ちょっと調べてみたら、厚生労働省が民間療法(サイトでは民間療法の上位概念として総合医療というワードを使っています)のエビデンスをまとめたサイトを作成していて、これの出来が結構すごかったので、紹介しておきます。

(実際にはアメリカの国立衛生研究所、国立補完統合衛生センター、国立がん研究所が作成したものを翻訳しただけみたいですが)

 

「統合医療」に係る情報発信等推進事業

医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業

いわゆる「統合医療」は、近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う療法であり、多種多様なものが存在します。

社団法人日本統合医療学会によると、「統合医療とは、さまざまな医療を融合し患者中心の医療を行うものです。科学的な近代西洋医学のみならず、伝統医学と相補(補完)・代替医療、更に経験的な伝統・民族医学や民間療法なども広く検討しています。」とされています。

国立補完統合衛生センター[米国]においては、「統合医療」を、「従来の医学と、安全性と有効性について質の高いエビデンスが得られている相補(補完)・代替療法とを統合した療法」と定義しています。また、相補(補完)・代替療法については、「一般的に従来の通常医療と見なされていない、さまざまな医学・ヘルスケアシステム、施術、生成物質など」と定義しています。具体的には、以下のような分類をしています。

 

ラインナップとしては次の通りです。

相補(補完)・代替療法との向き合い方

補完療法について検討していますか?[NCCIH]
補完代替療法を考えたとき:がん患者のための手引き[NCI]
がんと補完代替療法に関するよくある質問[NCI]
データベース[NCI]
がんの補完代替療法のサマリー(PDQ®)[NCI]

 

各種施術・療法

鍼治療(Acupuncture)[NCCIH]
抗酸化物質と健康(Antioxidants and Health)[NCCIH]
アーユルヴェーダ療法(Ayurvedic Medicine)[NCCIH]
カイロプラクティック(Chiropractic)[NCCIH]
ホメオパシー(Homeopathy)[NCCIH]
健康目的でのマッサージ療法:知っておくべきこと(Massage Therapy for Health Purposes: What You Need To Know)[NCCIH]
瞑想(Meditation)[NCCIH]
自然療法(Naturopathy)[NCCIH]
経口プロバイオティクス(Oral Probiotics)[NCCIH]
レイキ(Reiki)[NCCIH]
健康のためのリラクゼーション法(Relaxation Techniques for Health)[NCCIH]
太極拳(Tai Chi)[NCCIH]
ヨガ(Yoga)[NCCIH]

 

サプリメント・ビタミン・ミネラル

カルシウム(Calcium)[ODS]
カルニチン(Carnitine)[ODS]
クロミウム(Chromium)[ODS]
エフェドラ(Ephedra)[ODS]
葉酸塩(Folate)[ODS]
ヨウ素(Iodine)[ODS]
鉄(Iron)[ODS]
マグネシウム(Magnesium)[ODS]
マルチビタミン・ミネラル(Multivitamin/mineral Supplements)[ODS]
オメガ3系脂肪酸(Omega-3 Fatty Acids)[ODS]
セレニウム(Selenium)[ODS]
セイヨウカノコソウ(Valerian)[ODS]
ビタミンA(Vitamin A)[ODS]
ビタミンB12(Vitamin B12)[ODS]
ビタミンB6(Vitamin B6)[ODS]
ビタミンC(Vitamin C)[ODS]
ビタミンD(Vitamin D)[ODS]
ビタミンE(Vitamin E)[ODS]
亜鉛(Zinc)[ODS]

 

ハーブ

アサイ(Acai)[NCCIH]
アロエベラ(Aloe Vera)[NCCIH]
朝鮮ニンジン(Asian Ginseng)[NCCIH]
ゲンゲ属(オウギ類)(Astragalus)[NCCIH]
ビルベリー(Bilberry)[NCCIH]
ダイダイ(Bitter Orange)[NCCIH]
ブラックコホシュ(Black Cohosh)[NCCIH]
バターバー(Butterbur)[NCCIH]
キャッツクロー(Cat's Claw)[NCCIH]
カモミール(Chamomile)[NCCIH]
チェストベリー(Chasteberry)[NCCIH]
シナモン(Cinnamon)[NCCIH]
クランベリー(Cranberry)[NCCIH]
タンポポ(Dandelion)[NCCIH]
エキナセア(Echinacea)[NCCIH]
マオウ(Ephedra)[NCCIH]
ヨーロピアンエルダー(European Elder)[NCCIH]
セイヨウヤドリギ(European Mistletoe)[NCCIH]
月見草油(Evening Primrose Oil)[NCCIH]
コロハ(Fenugreek)[NCCIH]
ナツシロギク(Feverfew)[NCCIH]
アマニ、アマニ油(Flaxseed and Flaxseed Oil)[NCCIH]
にんにく(Garlic)[NCCIH]
ショウガ(Ginger)[NCCIH]
イチョウ(Ginkgo)[NCCIH]
ゴールデンシール(Goldenseal)[NCCIH]
ブドウ種子抽出物(Grape Seed Extract)[NCCIH]
緑茶(Green Tea)[NCCIH]
セイヨウサンザシ(Hawthorn)[NCCIH]
フーディア(Hoodia)[NCCIH]
セイヨウトチノキ(Horse Chestnut)[NCCIH]
カバ(Kava)[NCCIH]
ラベンダー(Lavender)[NCCIH]
カンゾウ根(Licorice Root)[NCCIH]
オオアザミ(Milk Thistle)[NCCIH]
ノニ(Noni)[NCCIH]
パッションフラワー(Passionflower)[NCCIH]
ペパーミント油(Peppermint Oil)[NCCIH]
レッドクローバー(Red Clover)[NCCIH]
セージ(Sage)[NCCIH]
ノコギリヤシ(Saw Palmetto)[NCCIH]
大豆(Soy)[NCCIH]
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort)[NCCIH]
ティートリー油(Tea Tree Oil)[NCCIH]
ライコウトウ(Thunder God Vine)[NCCIH]
ウコン(Turmeric)[NCCIH]
セイヨウカノコソウ(Valerian)[NCCIH]
ヨヒンベ(Yohimbe)[NCCIH]

 

例えば鍼治療では次のような記述があります。

 

毎年、数百万人の米国人が、主に慢性的な痛みを和らげるために鍼治療を受けていますが、鍼治療にプラセボ以上の治療効果があるかどうかについては、かなり意見が分かれています。なぜ鍼治療が痛みを和らげる効果をもつのか、その仕組みを明らかにするための研究が行われています。国立補完統合衛生センター[米国]による資金援助を受けた最近の研究には、次のようなものがあります。

慢性的な腰痛や頭痛、膝の変形性関節炎など、特定の症状に対して鍼治療が効果を発揮するかどうか。
鍼治療はどのように効果を発揮するのか。たとえば、鍼治療中に脳では何が起こっているか。
経絡や経穴の特質を神経学的な観点から明らかにし、より深く理解するにはどうしたらいいか。
鍼治療に関する研究の質を向上させるための方法や機器類にはどのようなものがあるか。

 

最後には引用論文も記載されており、それなりに根拠のある内容となっているとおもいます。

 

ドラッグストアで健康食品を買う際には参照したほうがいい

ドラッグストアでは、本当に意味があるのかないのかわからない健康食品が山ほど売られています。

例えば、こんな商品があります。

 

 

パッケージには記憶力がよくなったり、物忘れに効くようなニュアンスの絵が描かれていますし、ポップにはそのような紹介のされかたもしています。

 

f:id:moyamoya0701:20160708230808p:plain

 

しかしながら、上記サイトでイチョウについて調べてみると、次のような記載があります。

 

さまざまな疾患に対して数多くのイチョウの研究がなされています。最も幅広く研究されているものに、認知症、記憶障害、間欠性跛行、耳鳴りがあります。
NCCIHが助成し、標準化されたイチョウ葉エキス製品(EGb-761)を用いた研究では、高齢者における認知症やアルツハイマー病の全発生率を下げる効果はないことが明らかとなりました。データをさらに分析した結果、イチョウには、認知機能の低下を遅らせたり、血圧を下げたり、高血圧の発症を抑えたりする効果もないことが明らかになりました。イチョウの記憶への影響評価研究(Ginkgo Evaluation of Memory study)として知られるこの臨床試験では、75歳以上のボランティア3,000人以上を募り、一日に240 mgのイチョウを摂取してもらいました。被験者には、平均で約6年間の追跡調査を行いました。
記憶力向上に関するイチョウの調査で、より小規模な研究の中には有望な結果を示したものもあります。しかし、国立老化研究所[米国]が助成した試験では、60歳以上の健康な成人200人以上にイチョウを6週間摂取してもらいましたが、記憶力は向上しませんでした。
全体的にみて、間欠性跛行の症状に対してイチョウが非常に有効であるという根拠も、まだ示されていません。しかし、小規模調査の中には軽度の改善を示すものが若干あります。耳鳴りに対するイチョウの有効性については、矛盾する結果が示されています。
この他にもNCCIHが助成している研究には、多発性硬化症、間欠性跛行、認知機能の低下、抗うつ剤による性機能障害、インスリン耐性、うつ病の電気ショック療法に関連した短期記憶喪失の症状に対するイチョウの研究があります。

 

明確なエビデンスがない、というのが現状のようです。

Googleで「イチョウ 記憶力」と調べると、色々なサイトがヒットしますが、そのほとんどがイチョウの葉のサプリメントで記憶力が向上する、といったようなものばかりです。

 

イチョウ葉エキスで記憶力は本当に改善する? | ヘルスケア大学

記憶力アップで効率よく勉強したい人必見!イチョウ葉エキスの効果が鬼という話 |しあわせサプリ健康生活

 

情報元って大事ですね。

ただ、どれだけエビデンスを示したところで、信じる人は信じるのが現実なのかもしれません。

それは、水素水の売れ行きをみれば、明らかでしょう。