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もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

将来の医療需要に関するデータを見たよ これからは地方よりも都市

キャリア 在宅医療

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おもしろいデータを見つけたので紹介します。

同級生と話していても、将来的に開業するかどうか、なんていう話題が時々出ます。

ただ、実際に開業するにあたって、地域の選定って大事ですよね。

 

実際に、開業するにあたって医療の需要が高い地域であれば、成功する可能性は高いですし、逆の場合は失敗するリスクは高くなります。

そこで、将来的な医療需要に関するデータを探していたところ、経済産業省がまとめていたので、それを紹介します。

 

将来の地域医療における保険者と企業のあり方に関する研究会

「将来の地域医療における保険者と企業のあり方に関する研究会」報告書をとりまとめました(METI/経済産業省)

 

上記URLに地域別のデータが掲載されていますので、将来的に開業したいなと思っている地域があればチェックしてみてください。

いくつかデータが載っていますが、一番わかりやすいのは項目7の「医療提供体制の現状と医療需要の将来推計を踏まえた分析」かと思います。

埼玉県を例を抜粋すると、地域別にタイプⅠからⅣまで分類されています。

 

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それぞれの分類に関する説明は、以下の通りです(「将来の地域医療における保険者と企業のあり方に関する研究会」報告書から抜粋)。

 

タイプⅠ:2010 年~2040 年にかけて、目標とする病床水準を上回る二次医療圏。病床数の低減を検討。

タイプⅡ:タイプⅠに分類されず、2040 年までに入院医療需要のピークを迎える二次医療圏(早熟型・中間型)。高度急性期・急性期機能病床の回復期・慢性期機能病床への転換を検討。また、外来医療需要の減少に対応して、外来の医療資源を在宅医療に活用を検討。

タイプⅢ:タイプⅠに分類されず、2040 年まで入院医療需要が伸び続ける二次医療圏(遅行型)の内、高度急性期・急性期機能相当の病床への入院医療需要が 2040 年以前にピークを迎える二次医療圏。保健事業等の入院受療率の低減につながる取組を進めることにより、目標とする病床水準の確保を検討。高度急性期・急性期機能相当の病床への入院医療需要が減少していくことから、その時点に向けて高度急性期・急性期病床を回復期・慢性期病床に転換を検討。

タイプⅣ:タイプⅠに分類されず、2040 年まで入院医療需要が伸び続ける二次医療圏(遅行型)の内、高度急性期・急性期機能相当の病床への入院医療需要が 2040 年まで伸びる二次医療圏。保険者や企業が連携した入院受療率の低減につながる保健事業等の取り組みを集中的に行うことを検討。

 

ざっくり言うと、タイプⅠが将来的に医療需要が下がる地域、タイプⅣが逆に医療需要が上がる地域となります(本当にざっくりです、詳細は参照URLを見てください)。

埼玉県の例で言うと、さいたま、南西部、南部がタイプⅣに分類されており、今後の医療需要の増加が見込まれますが、逆に秩父などはタイプⅡに分類され、医療需要が増えるものの、さいたま地区に比べると、その伸びは低いということを意味しています。

 

2025年問題は、地方ではなく、都市部が主役

2025年問題は、地方の問題ではなく、むしろ都市部で顕著になると言われていますね。

ちなみに、2025年問題とは、

 

団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費等社会保障費の急増が懸念される問題 

 

です(こちらのサイトから引用)。

 

社会保障費の増加ももちろん大事な問題ですが、将来医師となる人にとったら、自分の労働環境がどうなっているのかということも、切実かつ現実的な問題となってきます。

現状ただでさえ、過酷な労働環境にある医師ですが、そのころはさらに過酷な労働環境が待っている可能性だってあるわけですからね。

国は、医学部定員増や特定看護師などをつくって他職種の職務権限を拡大するなど、色々な取り組みをしていますが、2025年には間に合わないかもしれません。

 

実際に、厚生労働省が2025年時点における高齢者の伸び率についてまとめているデータが公表されています。

 

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埼玉県は、75歳以上の高齢者の増加率が、100%と2倍になっており、高い増加率を示している県は大都市部(もしくはそのベッドタウン)に集中しています。

逆に、増加率が低い県は、現在、地域医療の必要性が叫ばれているところばかりです。

地域医療の定義にもよりますが、へき地医療としてとらえるのであれば、今後はへき地医療よりもむしろ、都市部における医療需要の増加にどう対応していくのか、という課題にシフトしていくのかもしれません。

(というか、偉い人達はすでにシフトしていて、だからこその新専門医制度だろうし、近年の在宅の診療報酬の引き上げなんだろうと思います。そして、言うまでもありませんが、へき地医療はへき地医療で、引き続き重要なのは変わりありません。ただ、新専門医制度のへき地医療の対する配慮の無さを見ると、偉い人達は、時間がたてば自然とへき地医療の問題は解消する、と思っているのかもしれません。確かにそうかもしれませんが、それはそれで怖い話です。)

 

実際に、経済産業省の資料で青森県について調べてみました。

 

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タイプⅣの地域がなく、そのほとんどがタイプⅠとⅡで占められています。

さきほどの埼玉県と対照的ですね。

ちなみに、2040年までのデータもありますので、そちらも見てみるとなかなか興味深いですので、もしよければ探してみてください。

 

また、別のデータですが、今後の医療需要に関するデータもありましたので合わせて引用しておきます(出展:今後どのように日本の医療提供体制の再編を進めていくべきか)。

 

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同じように、地方では2010年から2015年に医療需要のピークを迎える一方で、都市部やそのベッドタウンについては、2025年移行にピークを迎えることが多いですね。

 

今後の開業について

今のところは、在宅、というのがキーワードなのでしょう。

もちろん、いつ梯子を外されるかわかりませんが、在宅医療というのが今の開業のゴールデンスタンダードな気がします(個人の感想です)。

そして、どの業界もそうだと思いますが、やっぱり先行有利ですね。

家族に医療関係者もいなく、何も後ろ盾のない僕としては、辛いところです。

まぁ、あれこれ考えるよりも、できるだけ早い時期に開業して、医療需要の増加の波に乗ることが、経営的にもうまくいくだろうし、社会的にも意義のあることだと思いました。

もちろん、開業するための医師としての能力を身につけることが前提ですが。

 

結局、どこに、そして、いつ開業するか、という問題に落ち着く気がしますね。

頑張りましょう。

 

今日の成果

テコム神経 1コマ

(貯金6)  

セレクト臓器別講座達成度 18.4%(26/141)

 

今日は結局1コマしかできませんでした。

がーん。