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もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

整形外科の先生から見る医師のキャリアや他の診療科の印象

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ポリクリで今は整形外科を回っているのですが、今日外来についた先生は、新しくこちらの医局に入られたという医師10年目の先生でした。

まだ赴任したてということで、外来患者が全く来ないで、ずっとおしゃべりをしていました。

今日はそこで、聞いた内容について備忘録として書いておこうと思います。

 

Q 医局に入るべきでしょうか?

基幹病院だったら、そこで専門医を取得することは可能。

ただ、大学病院だと最先端の治療を行っているので、医学的にはおもしろいことをやっていることも事実。

医学的におもしろいことをやっているか、ということと給料は反比例する。

仕事のおもしろさでいったら、

大学病院>市中の基幹病院>民間の中小病院>開業

だけれども、給与はこれが逆転する。

民間病院だと雑用も増えるし、仕事としてはおもしろくない。

開業したらなおさら。

  

Q 医局を辞めるのは大変ですか?

医局を辞めるのは、やっぱり大変。

誰も行きたくない関連病院にいくなど、医局に恩を売る必要がある。

ただし、開業などや健康上の理由などでやめる場合はそこまで強く引き止められないことも多い。

 

Q 医学博士はとるべきでしょうか?

足の裏の米粒という表現があるけども、まさにそれ。

とっても食えないし、とれないと気持ち悪い。

基幹病院で部長クラスに上がるつもりであれば、必須。

また、医局によっては博士もっていると有利な関連病院に派遣されることがある一方で、もっていないと冷遇されることもある。

実際に、僕は博士課程もってないからかわからないけど、野戦病院みたいな病院にとばされることもあった。

ただ、医局に属さず出世も望んでいないのであれば、とる必要性は低い。

 

Q 他の診療科の印象は?

内科全般

頭いいけど、細かい人が多い。

サマリーも整形外科とは比べ物にならないぐらい細かい。

血液検査に異常値があっても、整形外科では個人差とみることも、内科ではいきなり初対面の患者に直腸診をしなきゃいけない場面もある。

また、内科全般に言えることだけれども、高齢者の対応が多くて、今後医療費が増大していく中で、高齢者への医療に対して、どれだけやりがいを見出せるかも考えた方がいい。

 

循環器内科

なんであんなに偉そうなの?w

 

消化器内科

内視鏡には消化管穿孔のリスクがつきものなので、消化器外科にはなかなか頭が上がらない。

常に消化器外科の医師と良好な関係を築く必要がある。

また、潔癖症には無理な科。

結局、うんこを作る器官だからねw

 

神経内科・内分泌内科

インテリが多いイメージ。

神経内科は、学問的には非常におもしろい。

だたし、ALSに代表されるように診断がつくと治療法がないため、死の宣告みたいになるのがつらいところ。

また、一人ひとりの診察に非常に時間がかかる。

さらに、脳卒中などの救急もするようになると、忙しくなる。

 

腎臓内科

全身を見れる総合内科に近い診療科。

一部、すぐに透析に移行したがる心ない医師もいるが、透析させないための治療をするのが、腎臓内科の仕事でしょ。

これも医療費との兼ね合いで、透析することに対してどれだけやりがいを求めることができるかも問題。

 

小児科

一番やりがいがあるかもしれない。

どんな親でも、子供はかわいい。

ただ、子供の都合ではなく、親の都合で受診することが多く、夜が忙しくなる。

親の対応も大変。そんなにモンスターペアレンツはいないけどね。

また、助けられなかったときは本当に辛い。

 

麻酔科

手技はすぐに上達するので楽しいし、早く一人前になれる。

バイトも1日10万程度稼げる。

ただ、今後女医が増加する中で、麻酔科医が増加することも予想される。

整形外科の麻酔など、簡単で割のいいバイトはなくなるのでは?

脳外科、心臓外科などのハイリスクのバイトは残るとは思う。

 

放射線科

最終目標に開業があるなら、ちょっと夢がないかもしれない。

バイトもあまりないイメージ。

放射線治療なら、就職先も基幹病院に限られてくるのでは?

 

皮膚科・眼科

医師の中でも、地位が下のイメージw

楽だけどね。

皮膚科は感染性疾患も触らないといけないし大変かも。

開業はしやすい。

 

Q 初期研修病院の選び方は?

何を目標にするかによるけど、1か月小児や産婦人科を回ったところで、雰囲気はつかめるけど、ほとんど何も身につかない。

やっぱり内科領域は基本となるからしっかり身につけることができる病院がいい。

整形外科でも、高齢者多いし、糖尿病などの合併症も多いため、マイナーでも内科領域の最低限の知識を身につけておくのは大切。

自分で病院見学やカンファに参加して、雰囲気を知ってから選ぶこと。

伝聞情報だけじゃわからないこともたくさんある。

 

Q 医師は飽和するってニュース流れていましたが

うーん、難しい問題だけれども、僕の子供(0歳)が医師になっているときはわからないけど、団塊の世代がいなくなるまでは大丈夫だとは思う。

最近は女性医師が多いし、女性医師はそこまでがっつり働く人は少ない。

 

Q 自分が医師として活躍する姿が想像できないんですけど

それは当たり前。

逆に、現時点でそういう想像をしている人は自分を過大評価しすぎ。

最初はできなくても当たり前。

だんだん慣れてくるもの。

 

Q 看護師との関わり合いで注意することは?

医師はEBMありきで治療するが、看護師の方は自分の経験で治療に関わる人が多い印象。

それを頭ごなしに否定するとケンカになるので、郷に入れば郷に従うのもあり。

いまだにこんな古臭い治療しているのかって場面にも遭遇することもある。

また、きちんと敬語を使うことも大切。

 

Q 医師賠償責任保険には入ったほうがいいですか?

必須。

入らないのは、ノーヘルで高速をバイクで走っているようなもの。

病院加入の場合もあるけど、それだけじゃ足らないこともあるので、個人で入ったほうがいい。

 

 

だいたいこんな感じです。

他にもなんで整形外科になったのかや、僕のキャリア相談もしてもらいましたが、割愛します。

外来で診察をみるのもいいのですが、こういう医師のキャリアに関してぶっちゃけて話してくれる人ってあまりいないので、かなり参考になりました。