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もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

新専門医制度における内科の後期研修募集と1年早くサブスぺを取得する方法

専門医 医師国家試験

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今日はバイトがなかったので、友達と飲みに行ったにも関わらず昨日の借金と今日のノルマを達成することができました。

 

今日の成果

テコム循環器 1.5コマ

セレクト臓器別講座達成度 2.99%

 

時間も少しできたので、ブログで書きたかった内容を書こうと思います。

 

色々悪評な新専門医制度

新専門医制度において、内科が一番変更点が多いと言われていますね。

はてなとサービスである匿名ダイアリー(保育園落ちた日本死ね!!!が書かれた匿名ブログです)でも現役の内科医と思われる方から新内科専門医についての問題提起がなされていました。

 

anond.hatelabo.jp

 

タイトルだけ抜粋すると以下の通りです(詳しくはリンク先をご覧ください)。

 

1. 内科医師の貴重な20代を、ローテーションに費やされる。
2. ローテート中の医師、生活難にあえぐ。
3. 研修医、外科やマイナーに逃げる。
4. 内科指導医、疲弊する。
5. 内科の医療レベル、激下がり。
6. 結論。新専門医制度で内科医は激減し、残った内科医は疲弊する。

 

関係各所から問題提起がなされている新専門医制度ですが、現在議論が行われている延期がなければ、来年度から開始されるため、募集が今年の夏ごろから開始されるものと思われます。

新専門医制度の是非はともかく、イチ医学生としては上の言うことに乗っかっていくしかないので、今日は後期研修医の募集に関して調べてみましたので、それをまとめていこうと思います。

 

現在の後期研修医の募集方法

現在は診療科別に募集を行っているところが大半です。

つまり、循環器内科であれば循環器内科の後期研修医、小児科であれば小児科の後期研修医を募集しています。

例えば、東京北医療センターでも、次のような募集要項になっています。

 

【総合医指向型】
病院総合診療医養成コース(日本内科学会総合内科専門医)

【専門医指向型】
小児科専門医取得コース
外科専門医取得コース
産婦人科専門医取得コース
麻酔専門医取得コース(緩和医療専門医コース)
消化器科専門医取得コース
泌尿器科専門医取得コース
循環器科専門医取得コース
整形外科専門医取得コース

 

これは、後期研修のはじめの段階から、新専門医制度における2階建ての部分であるサブスペシャリティーを決定していたうえで、採用される形をとっているとも言えるでしょう。

 

新専門医制度下における後期研修医の募集方法

新専門医制度では、基本領域の専門医の育成を前提に行われるため、これまで内科領域で行われていた診療科別の後期研修医の募集ではなく、まずは大きく「内科」というくくりで募集が行われると思われます。

しかし、将来的にどの科に進むか、ということを前提にして採用する病院もあるでしょうし、内科を広く学んだ後にサブスペシャリティーを自由に選ばせてくれる病院もあると思われます。

日本内科学会が提示している後期研修医の募集のひな形の資料が、学会HPに掲載されていたので、参考までに転載しておきます。

 

2. 募集専攻医数【整備基準 27】
 下記 1) ~ 7) により,※※市民病院内科専門研修プログラムで募集可能な内科専攻医数は 1 学年 7 名とします.
1)※※市民病院内科後期研修医は現在 3 学年併せて 18 名で 1 学年 5 ~ 7 名の実績があります.
2)※※市管轄公立病院として雇用人員数に一定の制限があるので,募集定員の大幅増は現実性に乏しいです.
3)剖検体数は 2013 年度 11 体 ,2014 年度 6 体です.

4)代謝,内分泌,血液,膠原病(リウマチ)領域の入院患者は少なめですが,外来患者診療を含め,1 学年 7 名に対し十分な症例を経験可能です.
5)13 領域の専門医が少なくとも 1 名以上在籍しています(P.16「※※市民病院内科専門研修施設群」参照).
6)1 学年 7 名までの専攻医であれば,専攻医 2 年修了時に「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた45 疾患群,120 症例以上の診療経験と 29 病歴要約の作成は達成可能です.
7)専攻医 3 年目に研修する連携施設・特別連携施設には,高次機能・専門病院 4 施設,地域基幹病院 2 施設および地域医療密着型病院 3 施設,計 9 施設あり,専攻医のさまざま希望・将来像に対応可能です.
8)専攻医 3 年修了時に「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた少なくとも 56 疾患群,160 症例以上の診療経験は達成可能です.

 

これはあくまでも市中病院を想定しており、大学病院では後期研修医として採用されると同時に、入局もしなければならないと考えると、そのあとにサブスペシャリティーを変更するということは難しいと思われます。

ただし、大学病院に初期研修医として採用されたとしても、すぐに入局という流れではないということも考えると、内科の後期研修医として大学病院に採用されたとしても、医局に属さなくていい、という考え方もできるかもしれません。

 

初期研修医制度から予測する、新専門医制度

初期研修制度が始まった当初、今までは医学部卒業してからすぐに入局という流れから、2年間のモラトリアムが研修医に与えられた結果、小児科・産婦人科・外科に代表されるようなしんどくて大変な診療科を希望する医師が減ったと言われています。

当然、内科の中でも忙しい診療科、比較的時間的余裕がある診療科が分かれます。

2chがソースであれですが、参考程度にはなると思います。

 

    金 余暇  訴訟リスク 需要 開業 DQN遭遇率 潰し
循内 B ― D ――― D ―― A ―― A ―― C ――― A
消内 B ― D ――― C ―― A ―― A ―― D ――― A
呼内 B ― C ――― B ―― A ―― B ―― C ――― A
神内 B ― B ――― A ―― B ―― B ―― C ――― B
腎内 B ― C ――― A ―― A ―― B ―― D ――― B
内内 B ― A ――― A ―― C ―― B ―― D ――― B
血内 B ― D ――― B ―― B ―― B ―― B ――― B
膠内 B ― A ――― A ―― C ―― B ―― C ――― B
総内 B ― B ――― B ―― B ―― B ―― C ――― B
消外 B ― D ――― C ―― A ―― B ―― C ――― B
心外 B ― D ――― D ―― B ―― B ―― B ――― B
呼外 B ― B ――― C ―― B ―― C ―― C ――― C
脳外 B ― D ――― D ―― B ―― C ―― B ――― B
産婦 A ― D ――― D ―― A ―― A ―― D ――― B
小児 B ― D ――― C ―― A ―― A ―― D ――― A

    金 余暇  訴訟リスク 需要 開業 DQN遭遇率 潰し
整形 A ― C ――― C ―― B ―― A ―― B ――― B
泌尿 B ― B ――― C ―― B ―― B ―― B ――― B
耳鼻 B ― B ――― B ―― B ―― B ―― B ――― C
眼科 B ― A ――― B ―― C ―― C ―― B ――― C
皮膚 A ― A ――― A ―― C ―― C ―― B ――― C
形成 B ― B ――― C ―― B ―― B ―― B ――― C
精神 B ― A ――― B ―― C ―― C ―― D ――― C
放科 B ― A ――― A ―― B ―― C ―― A ――― C
麻酔 B ― C ――― B ―― B ―― C ―― A ――― B
救急 B ― B ――― B ―― B ―― C ―― D ――― B
病理 B ― A ――― A ―― A ―― D ―― A ――― C
法医 C ― A ――― A ―― A ―― D ―― A ――― D
基礎 D ― A ――― A ―― C ―― D ―― A ――― D
技官 C ― C ――― A ―― B ―― D ―― A ――― D
美容 A ― B ――― C ―― C ―― B ―― C ――― D

 

急性期疾患が多い循環器内科と、慢性疾患の多い糖尿病内科では、一般的には糖尿病内科の方が比較的時間の余裕はありますよね。

そうなると、研修医制度でも起こった現象が、新内科専門医でも同様に起こる可能性があります。

つまり、内科の専門医を取得するための3年間の猶予期間により、内科の中でも大変な科を避けて、内科の中で比較的楽な科に流れるという現象が起きるかもしれません。

冒頭の匿名ダイアリーで指摘されているように、そもそも内科を選ばずにマイナーに逃げるということも考えられますが、内科はやりたいけど忙しいのは嫌だという意見は周りの友人を見てみると一定数いる感じです。

 

サブスペシャリティーを取得するための期間を短縮する方法

新専門医制度において、内科の専門医取得に3年、循環器内科などのサブスペシャリティーの取得に3年かかると言われています。

 

f:id:moyamoya0701:20160401000236j:plain

 

つまり初期研修の期間を合わせると、8年かかるわけですね。

 

ただ、これを1年だけですが短縮する方法があります。

それは、オーバーラップ研修を実施している研修病院に採用されることです。

オーバーラップ研修では、内科の後期研修3年目とサブスペシャリティーの研修1年目を同時に行うことにより、実質1年短くサブスぺを取得することが可能です。

 

f:id:moyamoya0701:20160401000453j:plain

(上記の図は共に日本内科学会のHPから引用)

 

これは、病院側にも、後期研修医の囲い込みができるというメリットがあります。

前者のコースだと、内科の専門医を取得した段階で、病院を変更される可能性がありますからね。

実際、このサブスぺ重点コースをどのような病院が実施するのでしょうか。

ちょっと調べてみたところ、仙台厚生病院は内科一般コースとサブスぺ重点コースの両方を実施するような記述がHPに掲載しておりました。

 

2017年度(2015年卒業以降の医師対象)より、従来の各学会主導型の専門医制度が一般社団法人日本専門医機構による認定制度に移行し、「新」専門医制度がスタートすることが決定されています。それにともない、内科専門医試験の受験資格要項も大幅に改訂されつつあります(2015年5月末現在※)。
 そこで当院でも「循環器」「呼吸器」「消化器」、三分野すべての患者数が国内5位以内という豊富な症例を最大限に生かした新・内科専門医受験資格取得プログラム(案)を準備しております。2015年6月現在では、将来の専攻サブスペシャリティ科を心に決めている医師のための「サブスぺ集中type」、内科メジャー科をまんべんなくしっかり学習したい医師のための「3分野よくばりtype 」を基本とし、専門医受験資格の習得状況に柔軟に対応できるプログラムを作成しています。

 

したがって、早くサブスペシャリティーを取得したい僕のような再受験生の人は、サブスぺ重点コースが開設されているような病院を選ぶのがいいかもしれません。

いずれにしても、夏ごろまでには、各病院が後期研修の募集要項を発表すると思います。

それを見てから、また続報を書こうと思います。