もやもや日記

iQOS(アイコス)、禁煙、医学部、ラジオについて気になったことを書いていきます。

養父市の医師パワハラ自殺のニュースを見て

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病院側への賠償命令確定 医師パワハラ自殺

 

兵庫県養父市の公立八鹿病院の男性医師=当時(34)=が自殺したのは、上司のパワーハラスメントや過労が原因として両親が損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(山本庸幸(やまもと・つねゆき)裁判長)は18日までに、両親と病院側双方の上告を退ける決定をした。16日付。パワハラを認定して病院側に約1億円の支払いを命じた二審広島高裁松江支部判決が確定した。

一審鳥取地裁米子支部は「雇用関係などが民営病院と同じ」と判断、病院側と上司に賠償を命令。だが二審は「医師は公務員で個人は賠償責任を負わない」と一審を変更、病院側にだけ支払いを命じていた。

 二審判決によると、男性医師は2007年10月から同病院の整形外科で勤務していたが、上司からのパワハラや過労でうつ病になり、同年12月に自殺した。

 

別の記事によると、自殺した医師はこのような仕打ちを受けていたようです。

 

控訴審判決によると、整形外科医は2005年4月に医師免許を取得。2007年4月に鳥取大学医学部整形外科教室に入局、同大整形外科で約半年の勤務後、同年10月に公立八鹿病院整形外科で勤務を始め、うつ病を発症。同年12月に病院宿舎で自殺した。月170時間以上の長時間労働の上、患者の前で頭を叩かれる暴行や、「田舎の病院だと思ってなめとるのか」「仕事ぶりが給料分に相当していない。両親に連絡する」といった叱責などのパワハラを受けていた。

 

このニュースに関しては、以前から関心をもって見ていました。

というのも、とても他人事とは思えなかったから。

自殺した医師は、当時で医師3年目で34歳という年齢から考えるとおそらく再受験生だったのではないでしょうか。

自分はそうはならないなんて、全然言えません。

僕はメンタルは強いほうではありませんし、むしろ弱いほうです。

こんなとき、簡単に逃げればいいのに、っていう人もいるけれども、簡単に逃げれるんだったら逃げてると思います。

逃げたいけど、逃げられない人もいる、逃げるのにだって勇気がいる。

それに、話を僕に置き換えて考えると、ひも付き奨学金を借りている身としては、簡単にやめられませんよね。

だって、辞めたら利息付きの一括返済が待ってるんだから。

 

もちろん、こういったことは、医師に限った話ではありません。

前職で働いていたときにも、何人もメンタルでやられていました。

入社当時はめちゃくちゃ明るかった同期が、メンタルで何日も休んでいる、という話も聞きました。

その同期が復帰した後に、彼がいるフロアにたまたま行く用事があったのですが、彼の雰囲気が完全に別人で、本当に同じ人なのか一瞬わからなかったぐらいです。

覇気が全くありませんでした。

 

もっとひどい話は、上司に追い込まれて、寮で自殺した後輩もいたようです。

辞めればよかったのに、と周りは後から言ったみたいですが、自殺した後輩の同期から話を聞く機会があって、その彼いわく

 

僕たちのときは就職状況も厳しくて、せっかく入った企業を辞めるなんてことはできない、という思いがあるから、自殺した彼の気持ちはちょっとわかる

 

とのことでした。

これって、「再受験してようやくなることができた医師」という文脈に置き換えても、全然話は通じますよね。

自殺した医師の無念さと、残された両親のやるせなさを考えると、苦しくなります。

 

以下、自分用メモ

 

www.sankei.com

 

勤務医の46%が「健康に不安」

 この男性医師に限らず、どんな勤務医も、患者の命と健康を第一に守るという使命感をもって医療行為に臨んでいることだろう。

 だが、自己犠牲をいとわない勤務医たちの献身に頼って24時間体制の医療サービスが成り立っているのだとしたら、いびつな構造だといわざるを得ない。

 大阪大法科大学院の水島郁子教授(労働法・社会保障法)は、日本労働研究雑誌(平成22年1月号)に寄せた論文「勤務医に関する労働法上の諸問題」の中でこう指摘している。

 〈医師がいつ何時も患者のために働くべきであるとの価値観を生みだし、医師を聖職視することにもつながっている〉

 〈医師の特性は、医師という職業が特別であり、労働法上の諸問題とは無縁であるとの評価につながりやすい〉

 「諸問題」の中で特に注目すべきなのは、長時間労働を生む勤務医特有の勤務体制だろう。

 21年に結成され、全国の勤務医が個人加盟する労働組合「全国医師ユニオン」が24年、勤務医や研修医ら約2千人を対象に行った労働実態調査によると、当直時に通常業務を行っている勤務医・研修医は85・3%。当直明けの日は79・4%が通常通りの1日勤務に当たっていた。これは「日勤-当直-日勤」という30時間以上の連続勤務を意味している。