もやもや日記

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花粉症関連商品で間違った使い方をしている人が多いかもしれない、という話

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今日は本当に花粉が多い一日でした。

ドラッグストアでアルバイトをしていると、花粉症関連の商品が大量に売れていきます。

その中で、間違った使い方をしているんじゃないかな、と思う商品についてご紹介します。

 

血管収縮性点鼻薬

ナザールやパブロン点鼻クイックなど、血管収縮性点鼻薬は点鼻薬の中でも価格が安く、即効性もあるので、花粉症の時期に限らず、通年で結構売れます。

ときには、数個まとめて購入する人もいますが、この人休薬期間ちゃんといれてるのかな?と心配になります。

 

ガイドライン上の血管収縮性点鼻薬の位置づけ

鼻アレルギー診療ガイドラインでは、重症度分類の中で、最も重症の鼻閉型または鼻閉を主とする充全型の場合に限り用いることとなっています。

 

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鼻アレルギー診療ガイドライン 2013 年度版―通年性鼻炎と花粉症

 

しかも、鼻噴霧用ステロイド薬と抗LTs薬または抗PGD2・TXA2薬を使用した上で、必要に応じて血管収縮性点鼻薬を使用すると記載されています。

つまり、血管収縮性点鼻薬は、メインの治療薬とならず、あくまでもサブ的な位置づけとなっている薬です。 

 

副作用

血管収縮性点鼻薬の副作用として有名なものは、薬剤性肥厚性鼻炎があります。

このサイトによると、

 

しかし、連用すると薬剤の血管自体への効果が薄れるとともに、血管周囲の粘膜が虚血状態となって反応性の組織の増殖を起こしてきます。

 

と説明されており、要は血管収縮性点鼻薬の連用により、逆に鼻炎が悪化する状態を指します。

そのため、添付文章(パブロン点鼻クイック)には、

 

長期連用しないでください(連続して使用する場合は、2 週間以上あけてください)

 

との記載があります。

 

声掛けをしているものの・・・

なので、血管収縮性点鼻薬を大量に買っていくお客さんには、長期の使用により症状が悪化することがありますよ、と声掛けをしていますが、ちゃんと伝わっているかは不明です。

ちなみに、大学の講義の中で耳鼻科の先生は「血管収縮性点鼻薬は薬剤性肥厚性鼻炎の副作用があるから出さない。出すならステロイド性点鼻薬を出す」とおっしゃっていました。

ガイドライン通りちゃガイドライン通りなのですが、ドラッグストアではステロイド点鼻薬よりも血管収縮性点鼻薬が幅をきかせているので、ちょっと不思議に思いました。

ステロイド点鼻薬も1年に1か月以上使用できないなど、こちらも制限はあるんですけどね。