もやもや日記

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誰も言わない、初期研修病院選びに関する待遇・福利厚生の7つの視点

おひさしぶりです。

ちゃんと生きていますし、無事、国家試験にも合格し、研修医をやっています。

外病院で実習中で、暇なので久々にブログ書こうと思って今こうして書いています。

 

数か月、初期研修をやってみて、初期研修病院の選び方について思うことがあり、これまでそれほどネットでは大々的に言われていないようなポイントについて紹介しようと思います。

 

当直明けが休みかどうか

大半の病院は当直明け勤務が普通だと思いますが、世の中には当直明けが休みの病院も一定数存在します。

当直明けは完全にフリーだったり、昼までの勤務だったりで、大なり小なりの違いはありますが、少なくとも36時間勤務みたいな状況がない病院も探せばみつかると思います。

勤めはじめてから、当直明け勤務について不平不満をいうぐらいなら、最初から当直明けの勤務が免除される病院を選びましょう。

 

当直が月に何回ぐらいあるのか

だいたい当直回数については病院ホームページに記載されていることが多いですが、結構詐称しているケースもあるのではないでしょうか。

その原因としては、選択期間で外病院に研修医がいってしまって、研修医の数が圧倒的に少なくなる、ということがあると思います。

また研修医の人数が比較的少ない病院だと、毎年いる大学とのたすきがけが、たまたま今年はいなかった、ということになると、ただでさえ少ない人数でその穴を埋めなければならないという事態が発生します。

逆に人数が多い病院であれば、ある程度人が抜けても、当直回数が劇的に増えるということは少ないのではないかと想像しています。

 

当直はどのぐらい忙しいのか

全く寝れない当直の病院もあれば、比較的寝れる当直の病院もあります。

比較的寝れる当直明けの通常業務と、全く寝れない当直明けの通常業務じゃ、当たり前ですが、天と地ほどのしんどさの違いがあります。

また、僕の友人が勤めている病院では、労基が入った影響で長時間勤務がしにくくなり、夜10時までが当直っていうところもあるようです(もはや当直ではないような気もしますが)。

もちろん、どのぐらい忙しいのがいいかは研修医の嗜好によりますが、事前にリサーチしておくべきでしょう。

 

当直室はきれいかどうか

意外に重要です。

一度、外病院で研修にいったときに、めちゃくちゃぼろい部屋で寝かされたことがあります。

しかも二段ベッドで他の研修医と一緒に寝るっていうなかなかしんどい当直でした。

忙しい当直であれば、当直室に入ることもないかもしれませんが、単科の精神科病院だったから寝当直っていうねw

 

主治医制かどうか、そして呼び出しがどのぐらいあるか

病院から出たら勝ち、という病院もあります。

どういう意味かというと、患者の病態が変化したり、病棟への指示や処方の不備があった場合、通常は主治医に電話がかかってくるものですが、病院から出てしまえば主治医のピッチを鳴らしたとしても当然主治医はでないので、主治医が呼ばれることはありません。

その対応は、残業している別の医師や病棟当直医で回すことになります。

しかし、そんな病院ばかりではなく、家に帰ってようが飲み会であろうが土日で旅行に行ってようが、そんなことお構いなしに病棟から主治医の携帯電話に電話がかかってくる病院もあります。

僕も旅行中に病棟から電話がかかってきたときはかなり冷や汗をかきました(幸いにして口頭指示で済みましたが)。

主治医制をとっている病院が圧倒的に多いと思いますが、何かあったときのファーストコールは常どんなときも主治医かどうかということを確認しておきましょう。

ちなみに、宿舎が病院敷地内で、宿舎までピッチが届くから365日オンコール状態の研修病院もあるようなので注意してくださいw

 

残業代が出るかどうか

残業代がフルに出る病院と、全くでない病院があります。

残業代がでないからといって文句をいうのもいいんですけど、文句をいったところでなかなか変わるものではありません。

文句を言うのであれば、最初から残業代がフルに出る病院を選びましょう。

なお、注意することとしては、40時間までの残業はあらかじめ給与に含んでいるとか、平日は出ないけど、当直代に実際に患者対応した時間だけでるとか、色々条件がある場合もあるので、あとから不平不満を言わないためにも、あらかじめ条件を聞いておきましょう。

 

有給、長期休みがとれる環境かどうか

数少ない僕の友人関係の話なので、母集団はあまり大きくないのですが、有給や夏休みがとれない病院ってのはあまり聞いたことはありません。

ただ、中にはそういった病院もあるかと思うので、確認すべきところでしょう。

似たような話で、学会にいきやすい雰囲気かどうかもチェックしておきましょう。  

 

まとめ

とりあえず、待遇面や福利厚生面についてはこんなところです。

ちなみに僕の病院は

 

  • 当直明けは通常勤務
  • 当直は月4回~6回
  • 当直は平均6時間ぐらい寝れる
  • 当直室はけっこうきれい
  • ファーストコールが研修医で平日夜間や土日でも呼び出しの可能性あり(電話はかかってきたことあるが、実際の呼び出しは今のところなし)
  • 残業代は当直中に患者対応したときのみで平日はなし(当直代は残業代とは別)
  • 有給や長期休暇は取得可能で学会も補助あり

 

ってな感じです。

当直回数が多いんですけど、経験にもなるし、その分お金がもらえるのであまり気にしていません。

ただ、結構寝れるといっても、ほとんど寝れない当直のときだってあるわけだし、当直明けの通常業務はやめてほしいってのが正直なところ。

一度だけ2時間睡眠の36時間勤務かましましたが、しんどかったですね。

 

実はというと、学生だった当時は、こういう視点で病院をあまり選んでいませんでした。

というのも当直明けは勤務するものだし、残業代はでないものだし、病院の呼び出しもあるものだし、長期休暇なんてとれるわけないっていう、かなり社畜な考えだったので、入ってみて意外に残業代でたり夏休み取れたりでハッピーだったりするします。

でも、当時、当直明け勤務が免除される病院を積極的に探さなかったことが悔やまれるので、この記事を見た人は、そういう病院があることを理解したうえで、研修先を選べば、納得感が出るのではないでしょうか。

 

そして、これらの情報については、ネットで探してもなかなか出てこないことのほうが多いです。

実際に病院見学に行った際には、病院ホームページに書いてあるようなどうでもいい情報ではなく、研修医からネットに落ちていないこういった情報を集めましょう。

病院の偉い先生に直接聞くのはハードル高いですが、普通の研修医なら間違いなく学生の立場を考えて色々アドバイスや情報をくれると思います。

それができないほど追い詰められている研修医が働いている病院は、それは未来の自分かもしれないので、あまりお勧めはできないかもしれません。

 

研修内容について思うところもありますが、それはまたの機会で。